現代住宅の基礎知識(27) 熱貫流率

熱貫流率=U値とは、建物の壁や床等各部位の、
内側と外側の温度差を1度とした場合、
1m3の面積につき、1時間あたり何ワットの熱が通り抜けるかを示した値です。
単位は、W/㎡・℃ です。

この数値が大きい程、熱を伝えやすくなるので、
室内が室外の温度変化の影響を受けやすくなり、
壁や床等の断熱性能を示す指標となります。

以前、熱貫流率はK値と言っていましたが、
国際的にはU値と言う方が一般的なので、
最近では日本でもU値と言う事が多くなっています。

また、壁等を構成する熱伝導率の小さい材料の一部又は全部を、
熱伝導率の比較的大きい材料が貫通している場合、
その熱伝導率が大きい材料の部分を熱橋と言います。

そして、平均熱貫流率とは、
熱橋のある壁体は、断面位置の取り方で熱貫流率が異なるため、
異種断面のそれぞれの熱貫流を求め、これを面積加重平均した値です。

木造住宅の壁の木材熱橋等のように、
熱橋部分と非熱橋部分との熱貫流率の差が比較的小さい時、
平均熱貫流率は実質熱貫流率と同等とみなして良い事になっていますので、
木造住宅の場合は平均熱貫流率を、
計算等に使用する実質熱貫流率として考えます。

住宅の壁や床等色々な材料が重なって構成されている場合は、
それぞれの熱貫流率の合計に、
屋内側と屋外側の熱抵抗を加えて熱貫流率の計算を行います。

H.Y
 

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