「部下の目線」- T氏へ。

 管理職であるT氏が、その部下からどの様に「見られているか。」
「T氏に対し、どういう考え」を持ち「どう評価」されているか。という事であろうか。
一言でいうなら、「百人百様」である。(と思われる。)

バブル経済崩壊後、「年功序列」「終身雇用」という日本型の働き方が大きく変わった。
派遣社員、契約社員、請負社員、パート社員などの雇用形態が飛躍的に増加した。
すなわち、働く人々の価値観の多様化が一気に加速したのである。
就職して、1~2年の若い人々のアンケート調査によると・・・。
「一所懸命に仕事をして、収入を増やしたい」「管理職を目指したい」という人は50%に満たない。
経営者を目指す人は10%以下である。
ソフトバンクをはじめ、数百社に登る会社のトップが次期社長を公募しているのも頷ける話しである。
仕事に一生を懸けるというのではなく、プライベートの生活を大切にしたい、と考える人が半数を超える時代である。
私が社会人になった頃は、「仕事と家庭の両立をどう図るか」と考えながらも、「仕事人間」と化していった人が大多数であった。
「時代は変わったのである。」という認識が必要である。

部下の一人一人の価値観が、それぞれ違う可能性が高い。
ゆえに、上司に向けられる「目線」は百様であると考えられるのである。
管理者であるなら、部下のその価値観に合わせる必要は全く無い。
しかし、その価値観を認めた上で、部下の指導・育成に当たらねばならない。
私が若かった頃より、今の管理職の人々はより深い教養や幅広い知識が必要となる所以である。
様々な価値観を持つ部下の目線に気を取られ過ぎずに・・・。
自分の価値観もきちんと披瀝し、「お互いの価値観を認め合おう。」という「上司の目線」が必要である。

        H22.7.31

                                               大坂 学

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