得意分野なんです
今回はカーテンについてのお話です。
カーテンには『1.5倍ヒダ』や『2倍ヒダ』、または『2つ山』『3つ山』とも言いますが、
縫製の違いはご存じでしょうか?
例えば、一般的なサイズの横幅100cmのカーテンを仕立てる際に、
1.5倍ヒダであれば約150cmの生地を使用し、
2倍ヒダであれば約200cmの生地を使用するということになります。
ちなみに「山」というのは、
ヒダ1つあたりを何個の山でつまむかを表しており、
1.5倍ヒダの場合は「2つ山」、2倍ヒダの場合は「3つ山」となります。

『2倍ヒダ・3つ山』の方がヒダの折り返しが深くよりカーテンらしく高級感があります。
画像だと分かりにくいのですが、実際に比べると見た目の美しさは全然違います。
カーテンを付けるなら2倍ヒダがお勧めですが、
それぞれメリット・デメリットがございますので、カーテン選びの参考にしていただければと思います。
~2倍ヒダ・3つ山~
メリット
・プリーツの山と谷がしっかり出るので高級感のある仕上がり
・保温性が高い
・リビング・ダイニングや主寝室にお勧め
デメリット
・生地が多いので洗濯が大変
・生地によっては裾が広がる場合がある
~1.5倍ヒダ・2つ山~
メリット
・柄が見やすい
・2倍ヒダより価格が安い
デメリット
・2倍ヒダより保温性が低くなる
・束ねた時キレイに(均等に)納まらないことがある
お部屋によって、1番目につきやすいリビングやダイニングには『2倍ヒダ・3つ山』、
使用頻度の少ないお部屋には『1.5倍ヒダ・2つ山』など分けても良いかと思います。
実は他にも、裾の重りの有無や裾やの折り返し、
資材や縫い方(本縫い・掬い縫い)などまだまだ違いがありますが、
今後ご紹介できればと思います。
今回はカーテンについて書かせていただきましたが、
カーテン以外にもロールスクリーンやブラインド、シェードなどたくさん種類があるので、
注文住宅をご検討中の方には是非とも窓回りにも意識を向けて頂きたいと思います。